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[zome.jp-ml:0195] ワークショップに参加しました



JZC会員の皆様,
会員の日野雅之です。
京都大学でのハート博士を迎えての講演会、ワークショップに参加しました。
ワークショップの模様がJZCのホームページにアップされました。会員の皆様、ぜひご覧になってください。
詳細で丁寧な内容で、写真も交え時間を追った形で記述されています。
事務局の永井様、素晴らしい報告に心より感謝いたします。
また、ワークショップの様子はハート先生のホームページ http://www.georgehart.com/Japan/ にもアップされています。
 
ワークショップに先立ち、1月5日午後に京大時計台記念館で講演会がありました。
 
1立木秀樹京大準教授
 「四角く見えますか?立体フラクタルとその射影」
 ― おもにシェルピンスキー正四面体を例にとり、3次元空間の中の2次元フラクタル(2次元空間への射影)についての研究の解説をしていただきました。
数学の内容のほかに、実際にいろいろな小学校でその内容を活かした授業を行った様子も紹介され、教育に携わる者として、参考になりました。
 
2宮崎興二会長 京大名誉教授 
  4次元図形のコンピュータグラフィックスビデオ解説。
 ― 4次元の正多面体(正多胞体)や準正多面体、メビウスの帯、クラインの壺などを3次元空間に射影した図形や、展開図などについて、コンピュータの3Dグラフィックスで回転運動など運動させた様子を見せていただきました。また3次元の図形が4次元空間で回転する様子などをグラフィックスで示していただきました。数学的な背景などよくわからないのですが,幻想的な画面に見入ってしまいました。
 
3カスパー・シュワーベ倉敷芸術科学大学教授
 ― ジッターバッグなど幾何学的な芸術作品の多くの実物を紹介していただきました。テレビ番組授業の様子も鑑賞しました。本で見たことのあるシュワーベ先生の作品を実際に見るのは初めてです。とても動きがあり、楽しいものでした。作品は思っていたより頑丈なもののようで、先生は意外に乱暴に扱っていたのが印象的でした。
 
4ジョージ・ハート博士
「4次元の形を学ぶ」
 ― (1)4次元の正多面体(正多胞体)について、3次元や、2次元空間への射影、切断、展開図、について解説が行われました。(2)そして、Zometoolの構造の紹介とそれを用いてできる120胞体を基にした4次元の準正多面体に対応する図形の対称性などの構造の解説 (3)世界各地でハート博士が催したZometoolのワークショップの模様と作品の紹介 最後に(4)日本の算額の美しさついて言及しておられました。
 
それぞれの話には難しくて理解できない部分も多いのですが、目に見える図形が扱われているので親しみがもてました。ハート先生の話を聞き終える頃には、明日のワークショップへの期待感がすっかり高まりました。
 
1・6(日)のワークショップの内容は事務局でまとめてくださっているとおりです。
 
午前のZometoolによる大きな模型の製作は、前々から参加したかったもので、実際に参加して感動ものです。「複雑な模型」ということもあるのですが、「大きい模型」という点で面白かったです。私1人で作っているときは、ドアから外に出せるように小さく仕上げようと工夫してきたのですが、今回は思う存分大きなものが出来てうれしく思っています。
JZCのまとめにもありますが、途中で「中心からの組み立て」から「底からの組み立て」へ計画の変更がありました。小さい部品で小さく作るときは、ごろごろ転がしながら中心から作っていくのがわかりやすくできるのですが、大きなものを底から作るのは経験を積んでいるハート先生だかこそ、スムーズにできたのだと思います。さすがでした。
 
今回,作り方が理解できましたので,ぜひ切頂600面体を自分でも作ってみようと思っています。大きなものは大変なので,小さいものを作るつもりです。出来上がりましたら報告させていただきます。
 
午後のワークショップはサッカーボールを150枚のCDをつないで作るもので、これについては対象が中高校生ということで、私はオブザーバー参加ということになりました。そのかわり、主催の皆様のおはからいで、CDを組み立てるもう1つのセッションがサッカーボール制作と並行して行われました。これはCD200枚をつなぐもので、サッカーボールより1回り大きな図形です。サッカーボールに似ているのですが、正五角形が12個、(非正)六角形が30個からなる図形で、菱形30面体の12個の頂点を切り落としたような図形だそうです。かなり重いものになりました。ここで特に興味深かったのはCDの色の配置でした。5色のCDをうまく配置して、(ア)1つのCDの色は隣り合うCDとは異なる色になっていて、(イ)全体として図形の中心に関して対称に色が配置されています。(ウ)1つの色は図形全体を(ジグザグに)立体を1周しています。色の配置についてもう少し勉強してみようと思っています。
 
楽しい会に参加させていただき,宮崎会長、立木先生はじめ主催された皆様,JZC事務局の永井先生に感謝いたします。
またこのような催しの機会がありましたら参加したいと思っています。